カチリ…


と、小さい音がして、鍵が開いた。



ドキドキしながら、蓋を開けると














ダイヤモンドの指輪が、中央で輝いていた。













驚いて何も言えない。





(これって、もしかして…もしかして…)




ドキドキが大きくなって、耳元で心臓が鳴っているみたいだ。







「希美子。」