「?」


首を傾げながら、首元に手を当てると


「あっ!」


昨日もらったネックレスが指に触れた。



「これって、この鍵だったの?」




微笑みながら、頷く雅志。




嬉しくなって、あわてて外そうとすると、なかなか外せない。



「じっとしてて。」



席を立って、後ろに回った雅志が、首元のネックレスを外してくれた。



掌に乗った鍵を持ちかえて、そっと鍵穴に差し込む