「かわいいっ!!」



10㎝四方のジュエリーボックスが置かれていた。



コンパクトだけど、こまごまとした装飾がキラキラ輝いている。


デザインも、大人っぽさの中に可愛さがしっかり押さえられている。



手にとって、蓋を開けようとしたけど…



「?あれ?開かないよ?」



よく見ると鍵穴が見えて、しまっているようで開かない。




「ほら、それ、使ってごらん。」



雅志が自分の胸元を指さしてそういった。