「えっとー…は、は、橋本君だよね?」

「うん。そうだよ。」

「下の名前はなんだっけ?」

「東一。橋本東一。」

「苗字呼びって苦手だからさ東一くんでもいいかな?」

「うん。俺は構わないよ。」

「じゃあそうするね。東一くんは梓って呼んで。」

「わかった。」

((見た目は大人っぽくてクールなのに案外優しそう。))

「東一くんは誕生日いつ?」

「10月1日。」

「10月なんだあ~。」

「梓は?」

「あ、あ、あたし?!あたしは8月6日!」

「しし座か。」

「うん!東一くんの趣味は?」

「スノボーと読書」

「すごいね!」

  キ~ン~コ~ン~カ~ン~コ~ン

「喋らないで!!これから学級委員を決めたいと思います。 立候補いるかしら?」

「いるわけ!!!!!」

「めんどいし、だるいし。」

「まじそれな~!!」

「先生。」

「どうしたの?橋本くん?」

「僕と澤田さんでやります。」

「えええ!?あたしも?!」

「あら、そう。じゃあよろしくね。」

「はい。」

「さっすが!!!」

「よっ!学級委員!!」

「じゃあ早速だけどこの原稿をもとに進行よろしくね。野倉先生、私たちは会議へ急ぎましょう。」

「はい。わかりました。」

((なんであたしなの… やったことないのに。 東一くんに任せようっと。))