今日は入学式。

私は地元の平凡な高校に入学した澤田梓(さわだあずさ)。

誕生日は8月6日で、星座はしし座。

特技はダンスで、趣味はショッピング。

彼氏はー..........現在募集中なの。笑

「お母さん、あたしの名前あった?」

「あったあった」

「どこどこ?」

「ほら!」

「ほんとだ!」

「B組かあ~。さっちゃんとも一緒じゃない!よかったわね!」

「うん!」

さっちゃんは私の幼稚園の時からの親友の城谷沙月(しろやさつき)。

私は沙月と同じクラスで安心した。

お母さんと別れてB組へ沙月と向かう。

「沙月、まじうれしいね!」

「そうだね!まさか5クラスある中で梓と一緒になるとは思ってもいなかった。」

「あたしも!ほんとすごいね!」

「うん!うれしすぎる!1年間よろしく!」

「こちらこそ!」

B組は既にざわついていた。

「はい席ついて!」

若い女の先生が入ってきた。

「今日からこのクラスを持ちます担任の前田果菜子(まえだかなこ)です。」

「副担任の野倉月架(のくらつきか)です。」

「はい、じゃあ今から入学式に向かいます。名前の順で並びなさい。」

意外と厳しい先生かも……。

私たちは体育館へと向かった。