光が、こっちへ走ってくる。 「また、お前その格好… いいか?お前のせいで俺まで 変に見られちゃうんだから、 ちょっとは気を使ってくれよ。 特に花梨ちゃんに 変な風に思われないでね。 俺、狙ってるから。」 「朝っぱらからうるせーよ。 じゃまだ、そこをどけ。」 「はいはい…。」 光の後ろを歩いて席まで行く。 「紹介するねー。」 勝手に俺を紹介しやがって。 光の後ろから顔を出す。 その瞬間だった。