暗く、人の気配がない道を
全力で走る。




って、ついてきてる?



もうっ!なんなのよっ。



さらに、スピードを上げる。




現役高校生をなめるなっ!





はぁ…はぁ……



もう…ここ…までくれば…
大丈夫…かな……



その場にしゃがみこむ。



疲れた……




さすがに、
制服だしスクバもあるのに
全力疾走はつらい…



そう考えながら、
歩き出そうとした時だった。



後ろから、
誰かに手を引っ張られる。