「えっ?ど、どーしたの?」




裕也は返事をしてくれない。




ーーポトッ…




あれ?裕也のポケットから
ペンが落ちた。




「落としたよ?」




そう言って私がしゃがむと
裕也もしゃがんで…




「昨日の事、誰かに言ったら…
わかってるだろーな?
マンガオタクちゃん。」



「なっ…!」



「あと、俺に話しかけてくんな。」




そう言った後、

何事もなかったように立ち上がり
裕也は帰っていった。