えっ、私の家?




「お前、今日は帰れ。」



「えっ、なんで?
今日は泊めてもらえるんじゃないの?」



「ダメだ。親がいなくても、
もうお前、高校生だろ?

はい、これ制服。」




そう言ってさっき神山さんから
渡されていた紙袋を渡す。




「あ…うん。」




あまりにも裕也が、
怖い顔して言うから、何も言えない。



なにか、怒らせちゃったのかな?



心当たりはないのに…




「つきましたよ。」



「あの、ありがとう…。」




裕也は私の方は向かず、
返事もしてくれなかった。