「わかりました。 自分で選んでみます。」 って言っても、靴はたくさんある。 この中から選ぶなんて、 ちょっと大変かも。 そう思いながら、たくさん並ぶ靴を 一つ一つゆっくり見ていく。 「…あっ、これ。」 1つだけ、強く惹かれる靴があった。 けして派手じゃない。 でも、私には不思議と 輝いているように思えた。 薄い黄色に、ピンク色の小さな花が、 ついていて…。 この花は桜?