「あの、誰がここまで？」
「言うなと言われましたが
裕也様がお運びになりました」
「え、じゃあまさか･･･」
「ご安心ください。
タオルは巻いていましたので。
お洋服は私がお着せいたしました。」
「あ、良かった。」
「でも、裕也様とはそのような関係
とは存じ上げませんでした。」
「そのようなって、どのような？」
「花梨様が裕也様の入浴中に
バスルームに入ってこられたと
先ほど裕也様が。」
「え！違いますよ。
もう、裕也のヤツなんてことを･･･」
「左様でございますか。
それでは私も失礼させていただきます」
そう言って戸田さんが出ていった。
裕也のヤツ！乗り込んでやる。
