「え?花梨……?」




その声は……裕也?





「ダメ、こっちこないで。」



「ごめん無理。」




そう言ってこっちに来る裕也。



急いで体を隠しながら背を向ける。




高鳴る鼓動。体が熱い。




後ろからタオルで包まれながら



裕也に抱きしめられる。




「ゆ、裕也。やだ離して。」



「無理。お前が悪い。」