「コ、コッピ早い~!!!」

『だろォ!振り落とされんなよォ!!』


もうすぐ夏だなって、嫌でも実感する。

地面は熱いし、気温だって高い。
こうして自転車の後ろで、風を浴びてても、風は生ぬるいし。



「ねーコッピー!!凄い早いけどお!!!大丈夫なのぉ!!!!」

『大丈夫だって!!俺にしっかり捕まっときゃいいんだよー!!』


坂を降りて、風を受けてるから、叫ばないと相手には聞こえない。


だから、痴漢にあったとき見たいに、腹から声を出す。


…これが疲れるのなんの。



「これどこ向かってるのー!!!」

『俺ん家の近く~!!!』



楽しかった

学校抜け出して、馬鹿みたいに自転車乗って叫んで。


こんな時間がずっと続けばいいのにって、凄く思ったよ。



だって、コッピといると
楽しいんだもん