いつも通り友達と話して遊んで帰る

そんな、退屈だけど今思えば幸せな日常



「よぅ!今日サッカーやんだけど美紗もやる?」

「やるやる!!すぐ行くわー!」

「はいよー!」

サッカーサッカー!!

楽しみだなー!!


「俊くんバイバーイ♡」

「…あぁ。美紗またな!!」

「お、おぅ!」

…(;´Д`)

「…」

「ま、また…ね?」

「うん…」

めっちゃ睨まれた…(;´Д`)




「ことごとく俊くんとの仲を邪魔する…!許さない!!」

「今日から美紗と誰もはなさないでね?しゃべったらそいつもいじめるから」



―――……幸せな日常は少女の一言によって崩された


「おはよー!」

「…」

「どうしたの…?」

「…」

「ねぇ…?」


誰一人その少女に逆らわず、美紗と話さなくなった


――――――彩でさえ…



「あや…?なんで、話してくれないの…?」



苦笑いをしながら他の友達のところにいった彩…

いつもなら笑い合いながらバカやってるのに…

ねぇ、彩…

いきなり誰に話しかけても話してくれなくて

怖いけど、彩がいるから…彩なら大丈夫だと思ったから


彩だけでよかったんだ

彩だけでいいから、そばにいてほしいの




そんな美紗の願いは崩れ去った…




それからグループ行動など全体行動全てにおいてハブられ続け


いつしか美紗の心は冷めていった


それから美紗は笑顔を見せなくなった