「いーい?貴方は顔がありえないくらい良いんだからこういう時に役立てるのが賢いって事なのよ。その代わり貴方が運んでくれるっていうんなら一週間、時給アップしてあげる♪」







まあ、確かに私は顔が良いってよく言われるし(顔だけね。)それで利益になるんならお安い御用だ。







だが、それは一般論である。





ココで阿達レオンに会うのは非常にマズイ。






ただの自惚れだと信じたいがもしかしたら気付かれてしまう。






気づかれたらどうとかそういうのは無いが私を阿達レオンに認識されるのが精神的に嫌だ。






でもやはり私はこんなにおいしい仕事をしないほどヘタレてはいないので、




「やります。」





と店長に言ってしまうのだ。