「俺の部屋、そこの一番奥のところだから。
先に行ってて。紅茶でいい?」

「あ、はい!」

思わず敬語になってしまった私に
瀬良君がくすっと笑った。

こんなんじゃ緊張してんのばればれじゃん。
かっこ悪いな…。



瀬良君の部屋と思われる部屋のドアを開ける。
黒で統一してあるシンプルな部屋。

私の部屋より全然綺麗…。
あまり生活感がない。