「……瀬良君。」 「本返しに来たの?僕のいるときにしてくれたらよかったのに。」 「昨日読み終わったから…。 図書室行くの?」 「うん。 今日は…一人でいたくなくて。」 そういってまた 悲しそうに笑うから とっさに口が動いていた。 「屋上…付き合おうか?」