「あーあー。あとちょっとで決勝だったのになー。誰かさんがちゃんと応援してくれねーからなー。」
その日の夕方からの塾では聖夜の大きな独り言が響いていた。
「応援したじゃん!!余裕こいてる聖夜が悪いんでしょ!!」
明日からは二年生。新しい教室。新しい先生。なんといってもクラス替えが待ち遠しい。
毎年、春休み明けの始業式の朝は靴箱に貼られたクラス替えの表にみんなたかっている。
今年は聖夜と同じクラスになりませんよーに。神様、仏様、大仏様………
「おい。なんか言った?」
「な、なんでもないでーすっ」
明日は朝イチの電車乗っていこう!
こいつより先にクラス替え表見とかないと先に予防線張っとこ……
その日の夕方からの塾では聖夜の大きな独り言が響いていた。
「応援したじゃん!!余裕こいてる聖夜が悪いんでしょ!!」
明日からは二年生。新しい教室。新しい先生。なんといってもクラス替えが待ち遠しい。
毎年、春休み明けの始業式の朝は靴箱に貼られたクラス替えの表にみんなたかっている。
今年は聖夜と同じクラスになりませんよーに。神様、仏様、大仏様………
「おい。なんか言った?」
「な、なんでもないでーすっ」
明日は朝イチの電車乗っていこう!
こいつより先にクラス替え表見とかないと先に予防線張っとこ……