「おい。ちゃんと見とけよ!!俺のスマッシュ!!!」

二階の応援席にいる私たちに向かって叫ぶ。

聖夜は昔からバドミントンしてたみたいでこの大会では只今、準決勝。

さすがにすごくて、女子も男子も関係なしに我が高山中学校バドミントン部総勢30名で応援しております。

「ちゃんと応援してるじゃない!!!集中しなさいよバカ!!!」

恥ずかしいというより。世話の焼ける子供といったところだ。

そんなやりとりを見てクスッと笑ったのが聖夜のペア、俊だった。