「答えてくれないの、どっちだよ」
「え、あ、ごめん。」
「でさ、時計見てみ?」

時計を見ると…

「7:50??!!」

やばい、間に合わないよ…!
入学早々遅刻なんて…

「誰の所為でしょうかねぇ?」
お前の所為だよう!!
なんて、言えないけどね。

「とりあえず急ごう!」
「え?あ、うん!」

そう言って歩き出した私達。

これから起こる事など知らず、
呑気に笑っていられるのは
きっと健斗のおかげでしょうか。