保育園の年長の年。

だんだんコータの泣き声を聞かない日が続いた。
私が何回もコータを守っていたからこりたのかな?

そう思ってた。



ある日。トイレをすませたあと、近道を通って部屋に帰ろうとした時。

『おい、コタロー。ロボット、持ってきたか?』

「わ…忘れた」

どういうこと?耳をかすめた言葉。
コータと話してるのは今までコータをいじめてた男の子。

あいつら、またコータに何かするんじゃないか?コータを泣かせたら許さない!


そう思って話を聞いていると。


『忘れたのか?この、ちびが!泣き虫!』

ボスが悪口を言うと取り巻きたちも悪口を言い出す。

やめて!コータが泣いちゃう!