「はぁ?お前が俺の面倒を見るだぁ?」
やーっぱり不機嫌になったよ。
「悪かったですね。こんな男みたいな奴が面倒を見ることになって!」
私もなりたくてなったわけじゃないのよ!
ドスドスと荒く床を踏んで、自分の席に座る。
その後を龍岡はついてきて
私の前の席に座った。
「ちょ…なんであんたが私の前の席なのよ!」
前から振り返った龍岡の顔が般若と化している。
「悪かったなぁ。この俺様でよぉ。」
俺様だぁ?調子に乗るな!
綺麗に伸ばしてある髪の毛を引っ張る。
「てめぇ!いい加減にしろ!」
龍岡は私の手を引っ張って廊下に無理矢理出す。
キーンコーンカーンコーン
チッという舌打ちとともに龍岡はどこかに行った。