行為が終わったあと、男は携帯を取り出してある人に電話をかけた。



『あ、ねぇさん?これからどうしますか?』



ねぇさんと呼ばれた人とその男は、何回か会話をした。

その後、男は気味悪く笑って


『全てはねぇさんの指示だ。悪く思うなよ。』



今度は違う番号にかけてスピーカーのボタンを押す。



『こんにちは。あんたの大事にしてる日奈ちゃんだっけか?可愛いねぇ。中学2年なのに出るとこ出ててよ……。』



べらべら喋りだす男。
その相手は電話の向こうで必死に何かを叫んでいる。


『お前の苦痛に歪める顔を見てみたいよ。』



スピーカーはつながったまま、ケタケタ笑った男は私の方を振り返ってニヤニヤ笑った。



男たちは私の足に手を掛ける。

右足を掴んでいる手に段々と力が入る。