「うわーー‼︎すごいキレー!」

「こういうの好きなの?」

「うん。夜景って心も綺麗にしてくれそうでいいじゃん。」

しばらく沈黙が続いた。

「……なんで学校で笑わないの?」

「んーー。自然にそうなっちゃうんだよね。

……まぁ過去にいろいろあってそこから男嫌いになったし、笑わなくなっちゃったかな。でも美那の前では笑うときもある…かな。」


「……笑ってる顔の方が可愛いのに。」

「お世辞をどうもありがとう。でもね、なんでかわかんないけど陸の前だと素の自分になれるっていうか……


不思議だね。男嫌いなのに笑」