「陸〜!お前顔真っ赤だぞ〜
俺は見てたぞっ!桜宮さんを助けてー、そっからちょっと話してた‼︎‼︎そん時のお前の顔っ………ププっっっかっこいいとこ見せやがって〜」


「うっせ。てか来てたならこっち来ればよかったじゃんか」

「だっていい感じだったんだもーん!あのさ、お前もう好きなんじゃねーの?桜宮さん。」

「んなわけねーだろ。……多分」

「多分⁉︎……はぁ。お前……わかってないなっ」

確かに、好きじゃないとは言い切れないのかもしれない。


休み時間に桜宮さんが俺の教室通り過ぎる前、体育の時間。ずっと目で追ってた。さっきだって無意識に助けてた……



ドキドキだってしてた。はぁ。これは恋心っていうのか?

わかんねぇ……