陽菜「んんっ…」



裕也「陽菜?」



陽菜「…やっ、」



裕也「さっきはごめんね。もう怒ったりしないからおいで?」



陽菜に向かって手を広げれば陽菜からも手を伸ばしてきてくれた。



そんな陽菜を抱えて膝に跨るように乗せた。



そして、まだ呼吸が辛そうな陽菜の背中をトントンと叩きながら聞いてみた。



裕也「なんでカーディガンなんか着てるの?暑いでしょ?」



陽菜は俯いてしまって答えない。



裕也「陽菜、怒らないから言って?」



陽菜「…腕…」



裕也「ん?腕?」



俺は陽菜の腕を見るために手を取った。



陽菜「やっ!やだっ!」



陽菜は見せないように暴れたり手を引っ込めようとしたり。