陽菜に酸素マスクをつけ、点滴をし、目を覚ますまでデスクで仕事をしながら待っていた。



陽菜「んっ…」



目が覚めたようだ。



裕也「あ、目覚めた?」



陽菜「…なんで…」



裕也「覚えてない?」



陽菜「…んー…」



裕也「体育の途中、倒れたんだって。発作でたみたいだね?」



陽菜「…わかんない…」



裕也「ははっ。覚えてないか。」



まだぼーっとしてる陽菜の頭を撫でた。



陽菜「…これ…」



陽菜は酸素マスクを指差した。



裕也「ん?あぁ、酸素マスクね。はずそっか。」



俺は陽菜につけている酸素マスクを外した。



陽菜「ケホケホッ…」



裕也「大丈夫だよ。ゆっくり息してようね。」



酸素マスクを外すと咳き込んだが背中をさすってると落ち着いてきたようだ。