陽菜「ううっ…グスッ」



陽菜の部屋の前まで来ると聞こえる泣き声。



裕也「陽菜ー?」



陽菜「グスッ…ヒックッ」



陽菜は俺の顔を見ると…



ぷいっと逸らされた…



裕也「なんで逸らすの。」



俺は微笑みながら陽菜のベットに座った。



陽菜「グスッ…」



陽菜は俺からだんだん離れていく…



裕也「陽菜?」



俺は陽菜を引き寄せて膝に跨るように乗せた。



陽菜「んん…グスッ…ゆう…やぁ…」



泣きながら俺を見上げて来る陽菜。



裕也「どうした?なんかあった?」



陽菜「裕也…」



裕也「んー?」



陽菜「ごめん…ね。」



陽菜は小さな声で言った。