楽しかった体育祭が終わった。


二人三脚でのクラスの結果は2位だった。


悔しいという気持ちもあったが、
楽しかったという気持ちのほうが何倍もあった。


楽しかったなぁ。
クラスのみんなも楽しんでたし、


私は学園祭の片付けをしながら余韻に浸っていた。


すると、、、


ガラガラッ


私は音のしたドアを見た。


えっ?


そこには古屋くんがいてこっちに近づいてくる。


な、なんで古屋くんが、、、?


「よ!今日はお疲れ様」


「う、うん、お疲れ様」


古屋くんが入ってきて、私はこの空間に緊張していた。


「高崎さんは後夜祭でないの?」


「うん。片付けがあるからね」


「そっか。じゃあさ、6時にまたここに来て」


「え?」


「待ってるから」


古屋くんはそう言葉を残して教室から出ていってしまった。


「ま、待って!」


まって、、、どういうこと?


私は古屋くんから言われたことを整理した。


―6時にまたここに来て―


やっぱりそう言ったよね、、、


どうして、、、?


何があるの、、、?


そうだ、舞花に聞いてみようかな?


でも、これは私のことだよね。


やっぱり自分で行こう。


私は決意して、片付けを終わらし教室を後にした。