そして二人三脚が始まった。


すごい!


わたし達のクラスは6組中2位をキープしていた。


このままなら絶対1位にいける!


私の番は最後から3番目だ。


あと少しで自分の番がくる。


7番目の舞花・城内ペアはすごく息がぴったりだ。


すごいよ!舞花!


舞花楽しそう。


そうだよ、舞花みたいに楽しまなくちゃ。


私がそう決意していると、
わたし達の番が来た。


「よし!行くぞ!」


「う、うん!」


わたし達は練習の成果もあり息がぴったりだった。


そしてなんとわたし達のペアで1位になったのだ。


隣の古屋くんはいつも声かけをしてくれた。


私もその声に合わせて必死に走る。


古屋くんと走る時間はあっという間で
わたし達の番は終わった。


はぁ、はぁ、はぁ、


た、楽しかった!
運動して初めてこんな達成感を感じた。


「やったな!」


「うん!やったね!」


気づくと私は古屋くんとハイタッチをしていて、


2人で喜び合っていた―