そして、いよいよ学園祭当日。
1日目は学芸発表でそれは舞花と周っていた。
問題なのは、
2日目の体育祭だ。
私の足はあれから良くなって、そこから何回も古屋くんと練習を重ねた。
体育祭ということでクラスのテンションも上がってきている。
みんなのテンションが上がる一方、私の緊張はMAXに近い。
足を引っぱったらどうしよう、、、
何しろ運動が苦手だ。足を引っぱる可能性が十分にある。
でも、大丈夫だよね。たくさん練習したんだもん。
そう自分に言い聞かせてもなかなか緊張がとれない。
最初はクラス対抗戦で、最後全学年の代表クラスが集まり1位を決めるという内容だ。
すると突然、始まる直前に古屋くんが私の隣に来た。
「高崎さん緊張してる?」
「え?」
私は彼の言葉を疑った。
「どうして?」
「なんか緊張してる感じがしてさ」
緊張が伝わっちゃったのかな?
「うん。ちょっと緊張してる。」
「そっか。緊張するよな〜実は俺もしてる」
そう言って古屋くんが照れたようにはにかんだ。
「え?古屋くんも?」
「うん。俺も緊張してるよ」
私だけじゃなくて、古屋くんも緊張してるんだ。
なぜかそれがわかると少しほっとした。
「でも大丈夫!たくさん練習してきたんだから!」
すると古屋くんがまた頭をポンポンした。
っっ!
「がんばろうな!」
「う、うん。」
ドキドキドキドキ
またこの鼓動。
―だーかーら!それが恋だよ!―
これが恋、、、なの?
私、、、古屋くんのことが好きなの、、、?