「さ、教室に戻ろうか。歩ける?」


「うん、さっきよりはだいぶ楽になったから歩けるよ」


「よかった。」


「ほんとにありがとう」


「気にすんなって!もしまた痛くなったら言えよ?」


「う、うん。」


古屋くんと教室に戻ると、
舞花がすぐ心配な顔で来てくれた。



「結花大丈夫?!」


「うん、古屋くんが丁寧に包帯巻いてくれたから大丈夫だよ」


「よかった〜」


改めてお礼を言おうとしたら古屋くんはいなかった。


周りを見ると男子のほうに行っていて、男子と話している。


私の心臓はまだかすかにドキドキが残っていて、


なんでだろう、、、


さっきから自分の心臓じゃないくらいにドキドキして、


今日の私、おかしい、、、


私、、、どうしたの??