「何で私なの? どうして私を選んだの? 部屋まで借りちゃって一緒に住んで。残された人生、もっと他の人と……」
と、私が捲くし立てると、今度は逆に夢くんの方が私の手を包んだ。
「ずっと探してた。ずっと探してたんだよ。君を遠い昔から」
「何で?」
「愛してるからだよ」
心にポッと灯りがともった。
――だけど――。
「みんなして、私に何か隠してる。何なの? 何を隠してるの? 私だって夢くんのこと好きよ。愛してる。ずっと私を探してたって何? それが、どうして周りがついてくるの?夢くんは何でウチの両親と顔見知りなの? ――解らないこと、たくさんあるよ」
今まで溜めていた感情が。言葉が。一気に吹き出した。
と、私が捲くし立てると、今度は逆に夢くんの方が私の手を包んだ。
「ずっと探してた。ずっと探してたんだよ。君を遠い昔から」
「何で?」
「愛してるからだよ」
心にポッと灯りがともった。
――だけど――。
「みんなして、私に何か隠してる。何なの? 何を隠してるの? 私だって夢くんのこと好きよ。愛してる。ずっと私を探してたって何? それが、どうして周りがついてくるの?夢くんは何でウチの両親と顔見知りなの? ――解らないこと、たくさんあるよ」
今まで溜めていた感情が。言葉が。一気に吹き出した。