朝起きたら、８時を回っていた。

今日は水曜日、１コマのある日だった。
　
私は、布団から跳ね起きた。
　
私は慌てて着替え、朝食も取らずに家を飛び出した。
　
今日の１コマの講義は、授業終わりの小テストがあって、それが出席カードのようなものだった。
　
試験は難しくないけれど、日々の小テストを考慮する、といった内容だ。
　
誰かに代返を頼むこともできない。
　
あんな不真面目な帆乃香だって、その上を行く鈴だって、毎回出席しているのだ。落とすわけにはいかない。
　
何とか早足で学校まで向かって、講義室まで滑りこんだところで、始業のベルが鳴った。