「はぁ?」
「今日は天気も良いし、外に出た方が気晴らしになるんじゃ…」
「なんであなたなんかと遊ばないといけないの?余計なお世話です、帰ってください!」
ーガチャッ
彼女は押し出され、とぼとぼ戻ってきた。
「…へへへ。厳し…」
僕らは近くの公園に立ち寄った。
「今日は本当にあったかいねぇ」
彼女はひたすらブランコをこいでいる。
「あの子、強引に連れてくりゃよかったな。…そんな雰囲気じゃなかったか」
「…………」
気がつくと、僕らの周りに子供達が集まっていた。
「みやび…、乗りたいんじゃねぇ?」
「え?…あー、ごめんごめん!…うわっ」
ブランコからおりた拍子に彼女はよろめいた。
「大丈夫か!?」
「へへ…。何年ぶりに乗ったら酔っちゃったみたい…」
「はははっ、らぶしーんだ!」
彼女の体を支えていると、見ていた子供らが大笑いしてからかう。
「うっせーよ!あいたから早く乗れ」
「のらないもーん」
「はぁ!?」