「…そうだなぁ。お腹も空いたし、そうしようかな」



というわけで、僕らはそのままそこで、3人でランチを食べることになった。



…思ってもいなかったことだ。









「りんちゃんっていうの?かわいいねぇ」

「ふふ、よく言われる」

「はは、そうなんだ」

「あつかましいだろ、こいつ」

「ううん、本当にかわいいからいいじゃない。目なんか高原くんにそっくり」

「そうかぁ?」

「りんサラダバー行ってくる」

「おう、たくさん取ってこい」





りんが席を離れ…


僕らは2人きりになった。



「私本当にバカだよねー、てっきり今日が15日だと思ってさ…」

「誰だってうっかりはあるよ。僕も昨日ケータイここに忘れてて、取りに来たとこだったんだ」

「そうなんだー、高原くんでもうっかりしちゃうんだー」





2人きりの空気がなんだかぎこちなかったせいか…



「…ここのランチおいしいねぇ!あ、えびも入ってた!んーうまい!あっイカまで入ってる。すごーい…」