次の日の放課後も
同じ席について橘くんと
活動をした
いつもなら投げ出すのに
橘くんが一緒だったから
投げ出さずにやった
「コスプレ喫茶ってゆっても衣装とかどうするの?」
「まー、とりあえず文化祭に使った衣装と足りないのは作ろっか」
「え?橘くん裁縫とかできるの?」
「授業でやってるしな」
へぇー。知らなかった!
私より器用かもしんない。
黙ってた私に橘くんは
「男が裁縫ってそんなに変かよ」
って。ふくれっ面をした。
可愛すぎる。ほんとに。
まじでそんな顔すんなよ、
「いや、別に変なんて思ってないよ?」
「じゃあ、衣装何人分あるか確認してみよっか?」
そう言って橘くんは
ケータイを取り出した
誰にきくんだろ……
「あ、かな?あのさ文化祭のコスプレ残ってる?」
あ…女の子か。。。
なんか胸のあたりがズキズキする
トイレいってこよ………
「今ね聞いたら…」
橘くんの会話をさえぎって
「ごめん。トイレ行ってくる」
そう言ってダッシュした