「今さら言い訳なんて聞かなくってよ」

愛美がどんな気持ちで上に逝ったか
愛美はどんなに苦しかったか

「ひとをころすとゆうのはねっ自分にもしらない苦しい痛みなのっ。
しかも愛美は12年間とゆう短い間でこの世を去った…なのに、なのにあなたはっのほほんと忘れたように楽しく生きている……。。。それが…許せない」

「私はころしてなんかいないわよっ
あのレンガがたまたま当たっただけで…で、勝手に死んでいっただけよっ
私は何にも悪くな一……」

愛が言う
「ここが学校だということを知って
そんなに大きい声で言ってるの?」

「あ…」

そう、私たちはわざと学校で言うようにした。そうしたら、みんなもだいたい話の内容がわかるし。私たちの本性もわかるから…

「みんな、私は佐野美香じゃなくて水城財閥の長女、水城羅奈です。
騙しててごめんなさい。理由はこの話聞いてたらわかるよね?」

「私も大川鈴音じゃなくて高橋財閥次女高橋愛です。ごめんなさい」

〝羅奈様じゃない!綺麗〜〟
〝騙されたつもりはありません
誰でも事情はあるのですからね!〟

〝気にしないでください♪〟

「…で話を戻す。あなたはっ私たちからかけがえのない親友を奪った。
だから、あなたにも同じ苦しみをしてもらいたい。」

「羅奈っっだめっ!」

愛が焦るのもわかる
私が手に持ったのはあの日と同じ
レンガブロックだから…

「やめてっ」

「なんてゆうと思った?私にはこんなの投げる勇気もない。怖いよ…どうして美結は私たちに投げれたの?
私にはこんな、残酷なことできない
どうして愛美は死んでしまったの?」

「私は……殺すつもりもなかった
もちろん、投げるつもりもっ」

「、まだそんなことゆってるの?
いい加減にしてっ……」

「まって、本当のこと言うから…

あの日、私は近藤さんが山下裕太と付き合ってるって聞いて居ても立ってもいられなかった……

楽しそうに喋ってる二人を見て、私は諦めなければと思った。
そう、私は山下くんが好きだったの。