「あっ!」

まだ言い忘れてたことが…

「咲夜っ!」

「あ?」

「私、昨夜のこと大好き〝だったよ〟
六年生の時は未熟な私たちだったけど
もう、後ろは振り返っちゃダメだよっ!

私も前に進んでるから…咲夜もぜんじんじで……」

なに泣いてんの?私……

「ほら、なくなって!…俺たちは自然消滅だったけど…なぁ?いい思い出いっぱいできただろ?なら、いいじゃねぇか?

まぁ、俺は、今も羅奈のこと好きだけど…好きだったかぁ…

俺は、愛美ちゃんみたいにいなくならない。しかも、誤解がとけたならそれでいい…だから、これからもよろしくな?」

咲夜…咲夜がいい人でよかったよ
ありがとう、咲夜……

「羅奈、頑張れよっ!」

「ぉう!咲夜もね!」