「馬鹿でも天然でもどアホでもないっ」

「心配しただろが…んで、帰ろうとしたんだ?」

それは…………

「言えない……」

「はぁ?心配したんだから言えよほら」

「陸斗がある人にプレゼントなんて言うから……陸斗にはほかに彼女がいるって思って……。その場で言ってくれればいいのに…………」

「普通はそう思わないだろう?その場で告白なんて勇気いるぜ?
しかも……彼女がいるのに他の女デート誘ったりしないだろ?
そこが馬鹿なんだよ。」


「ちょっ、ばかじゃ……ん……」

陸斗との初めてのキス……
こんなにも心がポカポカするなんて…

「ほら、帰るぞっ。」

はやく明日になって
愛や未唯奈や美結や千穂ちゃんたちに報告したいっ!
みんなの喜ぶ顔がみたいっ!

「うんっ!」

私たちは帰り。
手を繋いで帰った。


次の日の学校で
報告した時
坂本くんがギャーギャー言ったのは
言うまでもない

そして、坂本くんは私が好きだったという…