それは11月7日…あれから一年がたった
愛美も愛と私の3人で入学するはずだった東城学園中等部…

私たち2人は入学手続きを取ったにも関わらず入学式への参加、登校を一度もしなかった…
でも両親は何も言わなかった…大事な跡取りとはいえ、ちいちゃいころから勉強や礼儀を叩き込まれた私たちは受けても受けなくてもいいからだ…

「羅奈…愛美いつ目、覚めるの?」

そしてわたしたちはいつもの病院にいた…愛美がいつ目を覚めてもいいように

「お医者さんはなんて?」
私が聞くと愛はだまる…

「………わ…からない…って」

ピッピッピッ………ピーピーピーピーピーピー
「「?!」」

「ま…なみ?」
嘘っ…!!!
「愛美!愛美!」

「せ、先生〜先生〜」

バタバタバタ…ガラッ…