私は[新橋 菜実]。小学5年生の時、家の都合で都会から田舎へ引っ越した。

その時はまだ気付かなかったんだ
こんな辛くい恋をするなんてこと


5年生ー始業式
私は引っ越したことも、転校したことも初めてだったから、友達と離れても全然平気だった。ただ、私は人見知りで喋りかけてもらうまでは喋らない。そんなことを始業式の朝、お母さんと一緒に歩きながら考えてた。

私の行く学校は全校児童数800何人だった。前の学校は、その半分の400何人。こんな人数人見知りの私には無理!って思ったけど、もう遅い。私はその時、なんで引っ越してきちゃったんだろうってすんごい後悔した。


数日後…
友達のもかちゃんが、「なーみちゃんっ!!ドッジボールしに行こっ!」私は、「う、うんっ!」転校してきてから、初めて外で遊ぶってなって少しとまどった。いろんな子とふれあうわけだから、人見知りの私には…って。けど、友達からの誘いを断れず思わずうん。と言ってしまった。
行く途中ろうかの本棚で、隣のクラスの子が、ポッチャリした女の子に話しかけてた。いろんな子がいるんだなって思った。私、あんまりにも不思議に見てたから、友達のもかちゃんが、教えてくれたの。「あの子はナンパ上手なの。」って。それで、その子が振り返った時、心の中で何かが動きだした。今までに味わったことのない感じだった。私は思わず走って外へ駆け出した。
そう。これが私の青春の始まりなのです。