「好きですっっ!!」




夕暮れの駅のホームで私は彼にそう言ったのはその五分後。




ガタンゴトン





電車の音がホームにこだまする。
彼は笑った。


夕日を浴びた河崎くんの笑顔は優しかった。



(好きだ…。)


もっと君の事知りたい。
もっと君のとなりにいたい。


何分か経ってから、河崎くんは口を開いた。