そうして夕方 夏の暑さが残る今日この頃、学校から駅へと今、私は向かっている。 きゃはは あはは そうやって笑う女子高校生を見て、私は羨ましく思う。 スカートを短く履いて髪を巻いてメイクして…。 今の私とはかけ離れた世界だ。 「あ、後藤さんだー。」 そう言って後ろから来たのは同じクラスの中心的存在の子達だ。