♪〜キーンコーンカーンコーン

《《さようなら〜》》

チャイムがなり
皆一斉に帰っていく。

家まで歩いて30分ほどかかる
この通学路

ただ無言で歩くのが寂しく
携帯を取り出し
他校の友達に電話をする

「もしもーし」
『もしもし魅愛今帰り〜?』
「そーだよーもぉ暇すぎて〜」
『ウチは暇電の相手かい』
「当たり前じゃ〜ん」

こんなやり取りはいつもの事で
暇電相手は友達の夏奈-Nana-

頼り甲斐がありいつも頼っている
おねぇちゃんの様な存在。

『そぉいえばさ〜魅愛』
「ん〜?なぁに〜?」
『そろぼち男欲しくない?』
「ほしーーーい!!かも」
『でしょでしょ〜!?
 女の子紹介してって言われちゃってさ、
 紹介する子居ないから
 魅愛紹介してもいい!?』

どんな人なんだろう
まぁ夏奈の事だし悪い奴はいないはず

「まぁ、夏奈の紹介ならいいよ〜♪」
『ありがと☆じゃあ後でメールするね!』
「りょーかい」
「ただいま〜って誰もいない、か」

私の家は両親が居酒屋をしていて
休みの日以外この時間は親はいない

「はぁ、今からなにしようかなぁ」

そんな事を考えてボーッとしていると

♪♪〜チャラリラリラリン

メールが来た

《夏奈から紹介してもらった奴だけど》

その一言だけ。

そぉいえば男紹介するって
言われてたんだった

《りょーかぁい。魅愛ですよろしく☆
 名前なんてゆーの?》

とりあえず自己紹介w
そしてすぐまた携帯がなった

♪♪〜チャラリラリラリン

はやっw
内心そう思いながら
携帯をみた

《飛翠》

短っ!文みじかっ!!
私は思わず一人
文の短さに笑ってしまった
返すことばが思い浮かばず
悩んだ挙句

《そっか!よろしく!》

と返しておいた

♪♪〜チャラリラリラリン

あ、飛翠君…
もぉメールは終わらせたと思ったのに
とりあえず内容をみる

《携番教えてよ》

えっ、いきなり?
まぁ暇だし…いっか…。

《090-○▲□◇-□▲◇○》

すると、

♪♪♪〜プルルルルルプルルルルル

電話が掛かってきた。

「はい、もしもし」
『あ~、もしもし?俺おれ』
「オレオレ詐欺なんて失礼ですね」
『ごめんごめん。飛翠だけど』
「知ってますけど」
『ですよね〜。でさ、いま暇?』
「暇ですけど何か?」
『ちょ、いい加減敬語やめない?』

ほんとにいいのかな?
まだあった事もないのに
まぁ相手がいいって言ってるんだし
いいよね!うん。

「んじゃあ、遠慮なく飛翠君にはタメ口で」
『うん、そぉして。あ、それと"君"要らない』
「それはさすがに〜…」
『俺がいいっつってんの』

なにこいつ、俺様?w

「わかった。で?暇だったら何?」
『遊ばない?』

まだ絡んで間もないのに
どーしたらいいんだろう。
別に遊んでもいんだけど
初対面の人と二人で遊ぶなんて…
よしっ、夏奈を誘っていいか
聞いてみよう。

「夏奈誘ってもい?」
『別にいいよ〜
じゃあ夏奈と合流したらメールして〜』
「わかった!じゃあ後でね〜」

〜ブチッツーツーツー

ーー
今から飛翠と遊ぶんだけど
夏奈も合流ね!☆
ーー

よし、夏奈にメール送信っと

♪♪〜チャラリラリラリン

《りょーかい!秒で用意して行く!》

«ピーンポーン»

『み〜〜あ〜~』

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