4時間目。

国語の授業が始まって
まだ5分たたない。

ヤバい。

お腹が
なりそう…

そう思ったときには
すでに遅くて…

くぅー。

ってか
なぜにぐーじゃなくくぅーなの?

隣の田原は
すごく笑いをこらえてるように
見えた。

けど

「ぷっ。」

思わず
笑ってた。

ただ
今ここに
達弥くんがいないことだけが
救いだった。

「はあ…」

今日は
たくさん溜め息がでる。

理由は
1時間目の前のこと…

「みーゆうちゃんおはよ。」

「おはよ。」

友達との挨拶。

ここまでは
よかった。

あたしは
その友達に連れられ
ある男子の所へ行った。

「早田ぁ。」

コソコソコソ。

「何?2人で!あたしにも教えて!」

早田は苦笑い。

友達は待ってましたとばかりの笑顔。

「いっていい?」

「だめ!」

早田は
完全拒否。

「もういいやろ?」

「…。」

「あたしが許す!」

今思えば
あたしが許すなんて
言わなかったらよかった。