「結花ー、この課題なんだけど……」 遠慮がちにかけられた声に、私は笑顔で 答える。 「どこどこー?私でよければ教えるよん♪」 するとその友人は、誕生日を迎えた子供 のようにパァァっと顔を輝かせた。 「ありがとう!!!!やっぱり結花は、 頼りになるね!みんな言ってるし!」 ……私は、みんなからすればただの体のい い友達なんだろうな。