「あれ?
 結構似てると思うんだけど。彼女的には不評?」

先生は首を捻っている。
似すぎて怖い、とはさすがに言えなくて私は黙り込んだ。

「残念」

それをどう理解したのか先生はくしゃりと私の頭を撫でてから、もう一度椅子に身体を戻した。

「それにしても、本当に響哉と一緒に寝てるんだね」

「え、っと。
 その、あの……」

どう説明していいか分からなくて困ってしまう。

「アイツ、女性と関係を持っても同じベッドでは寝ないって有名だったんだ。
 俺が、どれほど女性に泣きつかれて困ったことか」

……えーっと。
  そういうアダルトな話には、どう切り替えしてよいのか、まるで分からなくて困ってしまう。

「でも、真朝ちゃんと一緒になら寝れるんだね。
 それを知っただけでも安心したな」

「……だったら、そろそろ本題に入ってもらえませんか?」