……で、話は振り出しに戻るってこと?

ああ、もう、意味わかんないっ。

どんな表情をしたら良いのかさえ、見当がつかなくなったその時。

「Dad」

と、ネグリジェ姿のペギーがやってきた。
何が何でもここに泊まるつもりで出かけてきたのだと思うと、それはそれで微笑ましい気がした。

『ペギー、今日はここでお休み』

響哉さんは躊躇うことなくそう言った。

「ちょっと、私は何処で寝るって言うのよっ」

「マーサは俺と寝るに決まってるでしょう?」


ああ、そういえばこの方、ポジティブシンキングな上に、相当の自己中……でした、ね。