なんとか誤魔化せないかと悩んでいると


突然、細い腕が伸びてきて僕の胸ぐらを掴み

君の唇が

僕の唇にあたった。

というより

強引に

奪われた。


一瞬

時間が止まった気がした。

花の良い香りがした